『文藝空間』

このブログでは、研究同人誌『文藝空間』についての情報発信を行います。

文藝空間既刊号内容一覧(1979-1996)

Ⅰ=第1号(1979年3月) Ⅱ=第2号(1979年7月) Ⅲ=第3号(1979年12月) Ⅳ=第4号(1980年7月) Ⅴ=第5号(1983年8月) Ⅵ=第6号(1986年6月) Ⅶ=第7号(1987年12月) Ⅷ=第8号(1992年4月) Ⅸ=第9号(1993年10月) Ⅹ=第10号(1996年8月)
●評論・研究 ほか
原善:川端康成「反橋」連作論
小林一郎アポリネール『アルコール』論⑴-「ミラボー橋」一考
古屋立治:「流血哀慟歌」は連作されたものか、否か
石井彰:現代文学時評1-あらたなる神=私の死滅をめざして    (以上Ⅰ)
小林一郎アポリネール『アルコール』論⑵-「愛されぬ男の歌」について
末盛三枝子:「夢十夜」試論
石井彰:現代文学時評2-あ筒井康隆『大いなる助走』から     (以上Ⅱ)
小林一郎アポリネール『アルコール』論⑶-「葡萄月」と「地帯」の方法をめぐって
末盛三枝子:「闇のなかの黒い馬」小論
原善:川端康成「みづうみ」論                   (以上Ⅲ)
末盛三枝子:「斜陽」論
高桑法子泉鏡花「眉かくしの霊」作品論
小林一郎アポリネール『アルコール』論(完)-「葡萄月」と「地帯」の方法をめぐって(承前)                            (以上Ⅳ)
小林一郎:「内面のリアリティ」-吉岡実論のためのノート
木村哲也:飯島耕一の短篇小説「スタヴロへ走る」論
星野久美子:私の“Harmonie du Soir”
末盛三枝子:「こゝろ」試論のための覚え書
原善:鬱血の美学-川端文学の魔界                (以上Ⅴ)
星野久美子:神林長平「太陽の汗」ノート
星野久美子:〈空白〉の作家荒巻義雄-0.5ピコ・アラマキのオマージュ
増渕淳子:アトポス雑感
小林一郎:シルヴィ、シメール、オーレリア。-あるいは歌と声におけるネルヴァル
                                 (以上Ⅵ)
小林一郎:「愛と不信の双貌」-吉岡実論のためのノート⑵
増渕淳子:勝部佑子「やさしき戯れ」評釈              (以上Ⅶ)

♦特集=川端康成-没後20年
秦恒平:年譜-未踏の沃野
町田雅絵:出逢い
三木雅代:川端康成は少女になりたかった⁈
星野久美子:白いタンポポと白い動物について
小林一郎:日記/作品、記号/引用-川端康成吉岡実に見る
深澤晴美:川端康成新資料について
萩原昌好:「雪国」随感
田村充正:羽鳥徹哉「川端康成の「水月」について-「チャタレイ夫人の恋人」「日はまた昇る」に触れて-」を読んで
福田淳子菊池寛「慈悲心鳥」と川端康成-代作問題をめぐって
馬場重行:「バッタと鈴虫」小論
深澤晴美:川端康成「ちよ物」試論-全集未収録作品「父」を核として(別表「ちよ物」一覧)
原善:「伊豆の踊子」論-批判される〈私〉
♢新資料=川端康成全集未収録作品
川端康成築地小劇場昨年の為事に対する批評-ほかの芝居は見ない(解題・福田淳子
川端康成:片岡石浜二氏の作
川端康成:体験の成果=内容の新鮮さと技術的未熟=(解題・深澤晴美)
高根沢紀子:「古都」校異
小林一郎:「意識のながれ」-吉岡実詩集《神秘的な時代の詩》評釈
                                  (以上Ⅷ)
♦特集=秦恒平の文学世界
長谷川泉:書縁千里
永栄啓伸:秦恒平「隠水の」愛
片岡豊:『こゝろ』を読むということ-秦恒平の『こゝろ』理解への疑問
原善:秦恒平「或る雲隠れ考」論
馬場重行:掌篇小説集『鯛』における〈感動〉の共有・覚え書
福田淳子秦恒平「慈子」論
深澤晴美:秦恒平「畜生塚」論
出岡宏:戯曲「こゝろ」をめぐって-先生の過去を中心に
平澤信一:「盧山」まで
高根沢紀子:秦恒平作品校異1「少女」
原善:秦恒平参考文献目録1969.6-1993.7
小林一郎秦恒平書誌
秦恒平:湖(うみ)は深くなった
小林一郎:「固い雨なら両手で愛撫する」-吉岡実詩集《神秘的な時代の詩》評釈⑻
                                (以上Ⅸ)
♦総特集=福永武彦の「中期」
秋吉輝雄:従兄・武彦を語る-文彦・讃美歌・池澤夏樹
米倉巌:意識過程としての自然-『福永武彦詩集』を読む
片岡豊:福永武彦漱石
小林一郎:書きなおす人・福永武彦-「心の中を流れる河」と『夢の輪』
星野久美子:〈もう一つの「冥府」論〉わが赴くは内宇宙-My innnerapace My destination
河野基樹:「廃市」論-錯綜ゆえに読みの更新を迫る物語
馬場重行:福永武彦「退屈な少年」論
福田淳子福永武彦「形見分け」論
原善:〈もう一つの「死の島」論〉福永武彦『告別』の構造-響きあう声/告げあう別れ
曽根博義:『幼年』再考
高根沢紀子:福永武彦参考文献目録1985-1995
福田淳子:「風土」-過去の共存
星野久美子:「影の部分」-折り畳まれる時間
小林一郎:「世界の終り」-その日への収斂
星野久美子:「飛ぶ男」-臨死の時間
馬場重行:「樹」-失われた時間
馬場重行:「風花」-〈たまゆら〉の時間
星野久美子:「告別」-告別のための時間
小林一郎:「幼年」-記憶の時間
福田淳子:「海市」-閉じる円環
原善:「死の島」の時間軸-総論に代えて
                                (以上Ⅹ)